shamigashu

@shamigashu
日々の呻き
No.278, No.277, No.276, No.275, No.274, No.273, No.272[7件]
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攻めがガワ被るの好きすぎるから、一回池上に「成った」仙道が、池上の私室みて「あはは、キモチワリー」て笑ってるのみたすぎるし、魚住に少し怪訝な反応されて、やだなぁして池上の体でそのまま魚住ですね…こう…してから、なぜか仙道って言われたので、あっオレのままでよかったんだって気づいたんですよ〜と死にかけの池上見下ろして、だから正解は池上さんから頼まれたって伝えることなんですよね、はっはっは
ていう#仙魚
これはプライド天元突破仙道となんでも素直に受け止めちゃ魚住の#仙魚

「ありゃ池上がいなきゃなんもできねぇだろ」とは、三年生たちの言葉である。ひとりフットワークのトレーニングをする魚住を見ていた時の言葉だった。あながち間違いではないと仙道は考えていた。恵まれすぎた身長と、大きさに追いついていない厚み(とはいっても平均以上の筋肉がある)なにより魚住は随分と柔らかく笑った。その横で池上と呼ばれた男が、周りを威嚇しているのだ。そりゃ周りも守られていると思うものだ。気付かないもんかな……気付かなそーだ。池上、と不安げな声が耳をつく。これが最たるものだった。魚住は何かがあれば、良し悪しに関わらずに池上と口にする。今度は何だと思えば、どうやらタイムを測っていたのが池上らしかった。仙道は飛んできたボールに手を添え、腕を伸ばす。成果が出たのだろう、次の「池上」はひどく嬉しそうな声色だった。膝を軽く折り真っ直ぐに伸び上がる。池上が両腕を広げると躊躇いなく大きな体を押し付けて抱き上げていた。足が地面から離れ「オレを信じてよかったろ」ボールは引き寄せられるように、ゴールネットを潜り抜けた。

 観察を繰り返した仙道の言葉を一年の面々は面倒だといいたげに聞いていた。珍しく口を開いたと思えば、二年の先輩方の交友関係ときた。
「オレたちがどうこういうもんじゃないよ」は植草である。
「ま、そんだけ信用してもらえる関係ってのはいいもんだろ」と越野が言う。
「……オレに聞くな」は福田のぼやきである。
 なんだよぉ、と仙道は手元のボールを拭いながら唇を尖らせた。そんなにおかしなことを言ってるか、と続けても興味なさげにボールを磨いている。
「あの人頑張ってるだろ、そんなことで馬鹿にされてちゃアンマリじゃんか」
 越野が手にしたボールを放り投げる。緩やかなな軌道は仙道の磨くボールにぶつかって転がり、福田の前に辿り着いた。手を止めた福田も転がるボールを手に取ると、仙道めがけて放り投げる。
「えぇ? なんだよ」
「そう言うとこだぞオメー!」
 福田は無言であった。植草がボールを手にし、軽い掛け声と共に高くボールを放った。狭い曲線が辿る先は仙道の元だ。するりと難なく受け止めた両手に植草は、これだよ、と小さく呟いていた。
「おい、オレなんかやっちゃいました? なんてこと間違っても言うなよ」
 釘を刺すようにして越野はボール磨きを再開し、真っ直ぐに口をつぐんでいた。福田も植草も同じであった。普通はこうだよな、魚住と池上を思い出しながら仙道も黙ってボールを拭う。汚れを取払い、ワックスを薄く伸ばす。その繰り返しだ。

 これらの話を魚住は黙って聞いていた。仙道と目を合わせて、時折瞬き、眉を顰めてから首を傾げ、何か思い出そうとでもするように表情を変えてから、思い至らずにまた仙道に向き直る。
「池上さんのことすぐ呼ぶの、やめた方がいいですよ」
 あの人の言うこと全部が全部正しいこともないだろうし、と続いた言葉を受け、魚住は少し驚いた顔をしてから、緩やかに照れたような微笑みを浮かべた。
「頼ってくれていいと、言われたんだ」
「いや、ですからね……」
 仙道の呆れを遮って魚住は、その、と続ける。大きな指が合わさって、躊躇うように指先が擦り合わさっている。仙道。少しつっかえた言い方だった。仙道は呼ばれた事に、はい、と反射で返す。
「オレはな、人をすぐに信じすぎるんだそうだ……」
 でしょうね、仙道は僅かに唇を歪ませた。
「だから、本当に信じられる人の言葉を信じなさいと、教えられたんだ」
 恐らくそれが妥協点だろう。仙道は魚住の両親の苦労を察した。それでもこの人は、どうやら何でもかんでも受け止めているようであるが。魚住は下唇を軽く噛み締めてから、続けるように息を吸った。
「アイツは……嫌な顔もせずにオレの面倒をみてくれたんだ。それで、この話もしたことがある」
 オレの信頼を裏切らないと言ってくれたんだ。魚住は柔らかく笑うと思っていたが、そのとき仙道は魚住の心開いた真に柔らかな笑みを見た。不公平だ。そりゃないぜ、だったらオレが昔から側にいたら、この人はオレを一番に信じたっていうのか。
「少しは自分で考えたらどうですか」
 仙道は呻き声を上げ、それからこんな姿は違うだろと感じる。困ったといいたげに眉を下げた魚住の顔をぼんやり見上げて。こんな姿やるとしたら池上さんだろ。何でオレにこれができないんだ。
「あ……その、頼りないかもしれないが、一緒に頑張ろう」
 肩に触れた魚住の手を払う。魚住は逃げない。それはそうだ、仙道の持つ才能と、何よりチームメンバーという事実は信頼が容易く得られる環境なのだろう。
「魚住さん、練習付き合ってくれませんか」
 まずは邪魔な牧羊犬を処分する。
「もちろんだ」
 手を払われたことを忘れたのか、気にも留めないのか。魚住は笑って頷いた。ゆっくりでいい、全てを確実にだ。
「それじゃあ、何をしようか」
 頼られて嬉しいのか、落ち着きなくボールを持った魚住に仙道は笑いかけた。
 やれるさ。オレは気が長いんだ。△△△
越野は陵南メンツの練習を撮るし、福田吉兆もそれをみてなるほどとなり自分のフォームを撮ってもらうし、植草はなんだかんだサイクリングで遠出した先での食事を撮るしで、お互いがらしいよなあする中で仙道は釣りをしながらこういうときはどんな仙道彰が求められてんだろうと撮るべきものがわからずに海を眺めておりまして、おれは#仙魚 のオタクだから、空のテープをみた魚住がお前らしいなと無責任に笑うさまを見上げて、何かしらなる仙道がこう、、、