shamigashu

@shamigashu
日々の呻き
No.495, No.494, No.493, No.492, No.491, No.490, No.489[7件]
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#槌円
スラッシュ禅問答

槌屋木一の短い人生で形あるものを手に入れることは多くなかった。例えば宮大工としての技術とか、中学時代に土下座をしてでも入ったサッカー部での経験は明確な形で木一の手に残らず、結果のみが肉体から離れて証明されていた。だからこそ初めてのことで「こんなこと誰にも言えないっすね」木一は狼狽えて円城を見下ろすしかできなかった。指先に引っ掛かった存在の網を、果たして引き上げてもいいのかと。「円城」確かめるように口にすると、円城が揶揄い混じりに笑い返す。「なんすか、甘えたそうな顔してますよ」「いや……」言い淀んだ様子に円城は小さく声を上げると、木一に背いてうつ伏せに転がった。円城、と木一が背を撫でるも円城は喉で笑っただけだ。「言わなきゃ甘やかしてあげないっす」唸り頸に口を寄せても円城は木一の言葉を促すだけで、本当に言えばいいのかと、これまで考えもしなかった術を疑り脳裏でゆらめく両親の姿を思うが「オレのこと諦めちゃいます?」それは網を引き上げろと言われたも同然に木一の心を突いた。円城が楽しげに笑う、力任せに木一と向かい合わされても気にしてもいない。「甘えてもいいだろうか」細い目が瞼の合間から覗く、首に回された腕に任せて木一は円城と唇を合わせた。「顔ヤバいっすよ、血液全部集まってるんじゃないすか」

円城勝利は木一の腕の中にいて、言葉にさえすれば大体のことを受け入れていたが木一自身の望みは些細なことばかりだった。
「槌屋先輩、もっと強欲にならないと」
「俺は十分だよ」
円城の両手が木一の崩れた髪を梳いて「我慢は体に良くないっすよ」と掻き乱す。身の丈に合わないものを欲しがることが一番燃え上がるのだと。「お前をもっと欲しがっても?」「オレっすか! 仕方ないなあ」考えておきますよ、続けた円城の笑顔に釣られて木一は口を寄せる。触れた唇同士は乾いた感触があった。大会が終わったら。

「それじゃあみんなで打ち上げしましょうよ!」
大会が終わったら、伝えたいことがあった。木一の指が僅かに動く。なんら重みのない指、感覚のこと、網が擦り抜けて遠くへ行ったのだ。目の前にいる後輩が木一を見る顔に、揶揄い混じりの甘やかさが浮かぶことはなかった。行平の言葉が蘇る、彼らの騙す気はなかったのだという声が脳を波打った。円城の存在は切り替わり、木一の手にした形は消え失せたのだ。
「槌屋先輩はどうっすか?」
結末すらなく、あの瞬間は不相応なのだと突きつけられたようでもあったが、「ああ」木一は臆せず笑い返した。慣れ親しんだ木組みと同じだ、木一は勝利との関係を思い描いた。この合間を遊びだとでも思えば良い。互いの譲歩が窪みを作るのだ。
「付き合うよ」
欲しがっていいのだと木一は知っている。△△△
牧が父親の会食に連れて行かれた時、牧先生の息子さんですか?立派ですなあといわれて「息子は大学までバスケをしていてね」「おお、ウチにもバスケをやっとったもんがおってですよ。おい、リョージ!」てなって少し離れた席でめちゃくちゃ食べてた男が顔を上げるんだけど、牧は全然思い出せんくて

「はあ、なんですか」
「お前バスケやっとったろう、牧先生のご子息もバスケットマンでな」
「オレは高校までですよ」
「あ、オレは海南にいたんだ。君は?」
て聞いたら、陵南って答えられて陵南は強かったと返すんだけど
「それより、箸つけてませんね。食べないんですか」
て言われて、あっいや食べるよみたいな
席戻ってから、池上さん知り合いなんですか?聞かれてるの聞こえてそこでやっと池上だと分かる牧なんだけど
席外した池上を追ってって、言ってくれれば良かったじゃないかみたいな会話するんよな
「仙道は元気か?」したらすげー黙ってから
「なんでオレに聞くんだよ」されるし
「いや…ほら後輩だろ…」
「…写真あるぜ、見せてやるよ」
てガラケー出してきて、水死体の写真みせられて思わず吐くけど
牧が吐いたもの見て「食ってねえのな」と言ってくる池上に、???となってたら
池上おまたせ!て魚住がやってくるし
魚住は牧だって気づいて、久しぶりするけど吐いた直後なので心配するのであった
「酒しか飲んでないみてぇだ」
「そりゃダメだ。牧、大丈夫か?」
してる間も牧はみせられた死体の写真がずっと頭にあるしフラフラで戻ろうとしたら魚住が肩貸してくれようとするんだけど池上が、オレにもかまえよて全然邪魔する
後日魚住の店に個人的に行って恐る恐る仙道は、、て聞いたら、あいつアメリカ横断するって日本出たぞといわれる
越野から聞いたんだ、あっ越野覚えてるか?
みたいな話

越野もたもちから聞いたんだけど、そのたもちも仙道と会って聞いたわけではなくて何かの折にメールがきただけ、、
ガラケーの、、短いメール、、、△△△
ユン・デヒョプはスリョン(水竜)であるけど上位者なので仙道とあんまり変わらないけど、スリョンともなると家に憑いてる可能性が高まり…ピョン家には稀に鱗の生えた子供が産まれるんだけど、ドクギュは産まれたときに内腿にひっそりとそろった鱗をみた親が青ざめて鱗を剥がして皮膚を焼いていてぇ…
は?なんの話?#仙魚