? @shamigashu 1年以上前 編集 #ji 流石に名作できたかもしれん。なんて爽やかな終わり方なんだ……という文を更新しました。読んどいてください ▽▽▽ www.shamigashu.cfbx.jp/archives/2114△△△ 2024年12月5日(木) 17:58:23 : No.653を編集
? @shamigashu 1年以上前 編集 というわけで、#ji の文字ふたつ更新しました 知らなくても呼んで ▽▽▽ www.shamigashu.cfbx.jp/archives/2109 www.shamigashu.cfbx.jp/archives/2112△△△ 2024年11月28日(木) 11:46:25 : No.652を編集
? @shamigashu 1年以上前 編集 #brfr フォルダの整理していたら2019年くらいの放置した文字でてきたので供養上げ 内容結局まとめれなかったんだよなあ… ▽▽▽ うねる髪は鈍く乾いた血で汚れている。驚愕と悲嘆と怒り、多様な表情を浮かべたまま青白い顔を晒すものに体はない。首だ、首だけとなったものたちが並んでいる。そして己もすぐさま同様の首になる。取り出した剣をためらいなく自身の首へと突き立てようとするのを、偉大なる声が制止する。視界に光が満ちてゆく、耳を通り過ぎ鼓膜を震わせるだけで多幸感に包まれる声の主は、ナルザの行いを手放しで褒めている。ああ! 神が、神がお喜びに! 神の精鋭として迎え入れられることは、これまでの人生で味わったことのない幸福の味をしている。喜悦にまみれたナルザの目が、並べられた首へ再び向けられる。しかし、本当にこの首でよかったのか。この腕、手、剣とが肉と骨を断ち落とすべき首は、これらではなかったのではないだろうか。ナルザが断つべき(庭園の片隅で腰掛け俯くものの風に揺れる若葉色の髪、翳る中で伏せられた目を縁取る睫毛、晒された項のなだらかな曲線、あの細い)首の持ち主は――。 乾いた空気が色味を帯びたかのような、しかし薄暗く青みがかった視界は今日の寒さを一層に際立てていた。あと少しでも夥しい雲に覆われた空に亀裂が入れば雪がどっと溢れ出して辺りを白く塗り籠めてしまいそうな、張り詰めた寒さだ。そういった決して気分が晴れるわけでもない曇天の下で、細く短い列に並び順番を待っている。時折に耳をかすめるのは、霧雨が降り出したのだろうかと錯覚するようなしっとりとした声だ。今も。細やかな雨が降る。人々に見守られ漂う白い服も、祈りの声にまぎれて目の裏をかすめている。手に持つ花の茎はナルザが力を込めすぎたせいで、指たちの隆起に沿ってへこんでいる。列の先頭で、ゆっくりと落とされる白い花々は降ってこない雪の姿を真似て棺の上に積もっている。すすり泣く者が、小さく、どうして、と嘆く。人々が悲しむ理由が彼には理解できないでいた。人の死は神の定めたものだ。今生の試練全てを終えた証が、その者の死で、後は神の御許に往くだけだ。ならばこそ、悲しむのではなく試練を終えた魂に祝福と歓びとを表すべきではないのか。まるで神の御許へ往くことが、罪であるかのようなこの嘆きの渦は、ナルザにとってひどく苛立たしいものだ。一歩、踏み出す。棺に積もる花がとたん罪の形に思え、手に持ったそれを乱暴に投げ入れれば目の前に立つ老婆が非難の色を浮かばせるが、すぐさま目は伏せられた。乾いた手から落とされた花が、苛立ちの上へと重なる。愚者の列だ。墓から離れようと踵を返す最中、耳触りばかりは心地よい声の持ち主に目をやれば、薄らとはられた氷のよう静かな表情のまま、わずかな悔いすら浮かべていない。薄氷が動き、その氷面に忌々しいとばかりの顔をしたナルザの姿を映す。この愚者の嘆きの中、棺の主の死を悼んでいない三人のうち一人、死んだ者の夫である男だ。棺が迎えた者は、真冬の川の中、膨れ上がった体を自慢げに見せつけるよう白い服をひるがえらせていた女であり、祈りの声を上げる男の妻であった。ペトルスの橋から実によく見えた、あれはまさしく醜い芋虫の死骸であった。ほんの数ヶ月前に男と共に教会で祝福を挙げられていたとは思えない醜さで漂っている、ナルザの隣りで呆然と女を見つめる男の目は、やはり今のように、薄氷の透明さを誇っていた。全てを見通す神の透徹さのように、なにをばかな、人間を神に例えるなどと、これでは。男の視線を乱暴に振り切って墓地の出口へと歩みを再開する。人の輪から離れた木の陰で、立ち竦む男を見遣る。鳶色の波打った長い髪を持つ男だ。それは墓に群がる人々とは比べ物にならないほどの悲痛な表情で立っていたが、その理由が墓の主ではないことをナルザは瞬時に理解した、男がどういった人物であるのかを彼はよく知っていた。彼だけではない、大勢の人間が知っている。しかし関係のないことだ。今はこの墓場から一刻もはやく立ち去ってしまいたいと、強く訴えるようにナルザは踏み出す足に力を込めた。 かつん、と固い音が室内に響く。おろした足が、磨き上げられた床にぶつかると、それ同等に磨き上げられた音が鳴る。天井近くにまで伸びた本棚を見上げる。本は規則性もなく蔵われているため、ナルザが求めるものがどこにあるかは分からなかった。あの一番上で埃を被っているのならばそれはひどく骨が折れるな、と心中でぼやく。とにかくここに蔵われた膨大な書物から求める一冊を見つけなければと、片隅に寄せられていた移動式の梯子に手をかける。実のところ、彼が本を探すのは今日は初めてのことではなかった。 足下に踞ったまま息を切らせる騎士の目は、信じ難い出来事に直面したと固まったまま開かれている。鼻先から滴になった汗が石畳へと吸い込まれてゆく。神への不信は許されざることだ、ナルザは剣を騎士の首元へと押し当てた、今すぐ御許へ送り神の裁きを受けさせてもよい。息を詰めて弱々しく手を上げた騎士は「わかった」と一言を、言葉を無理矢理に覚えさせられた魔物のように拙く発した。木の陰で葬儀を見ていた男の姿を思い出す、あの男がこの騎士みたく態度を改めることはないのだろうか。あれはいずれ罪を犯す、もう犯しているかもしれない、そうなる前に己自身がどうにかしてやらねばならない。大神皇カルナ=マスタを祀るラ・ヴェーダ共和国において、神を蔑ろにする者を一人として存在させるわけにはいかない。それはナルザが産まれたときより与えられた使命だ、そう思っている。剣を引いたとき、広場の方角から歓声が聞こえてきた。顔を顰めたナルザに向かい、いまだ踞る騎士はわずかに上擦った声で「団長がお戻りだ」と口にした。それは興奮の色であった、興奮の中には、神へ向けるものと遜色ない崇拝が潜んでいる。この男もだ。睨め付ける目から逃れようと顔を伏せた騎士に背を向け、広場へと向かう。ナルザが石段を登るよりも速くに、子供が駆け上がってゆく。息を切らせてしかし歓びの声をして、かの人を一目見ようと広場への階段を登るのだ。舌が苦い唾で湿っていく。上り詰めた先での光景が易々と想像できる、幾度となく見てきたおぞましい光景だ、きっと今回もそうに違いない、いつも同じ歓呼がこの階段を半分も登らぬうちから耳をうつ。階段を登る間、彼はなによりも惨めで力不足の修道士でしかなかった。そうはなるまいと上を向き足を進めるが、ふとした時には足下と石段を見ている。この身では人々の道を正すことが出来ないのだと、どこかで諦めてしまっている。奥歯を噛み締め、眉を顰める。そんなわけはない、神は身に余る試練を与えることはない、これは、成し遂げられる試練の一つだ。手すりをいっそうに強く握りしめて、青空へと目を移し、最後の一段を踏みしめた。やはり、そこはナルザの想像した通りのことが起こっていた。白馬に跨がった騎士達がゆっくりと大聖堂へと向かう、その周りを民と騎士と果ては修道士が熱を帯びた目と振り上げた手で歓んでいる。遠征より帰還したヴェーダ騎士団を迎える者たちの、不快で愚かな熱気だ。人々がより崇拝の念で見つめる者は、先頭にいる男だ。まっすぐに伸ばされた背とぶれることのない視線は、国を担うに相応しいとまでいう者もいる。あの男は王ではないし、この国は王を持たないとその度にナルザは声にする。後ろから駆けつけた民がナルザの肩にぶつかりながらも前へと進む。「ウィル様!」木陰にいたあの男のように、書庫で聖人を説いたあの修道士のように、信心を取り戻しかけていたあの騎士のように、それは譫妄の類だ。広場にいる民達の目を暗ませる、人を信心より堕落させる、ナルザが最も忌み罰すべきだと訴える、あまたの人々に神へ対するのと同様の感情を抱かせる男が、この国の騎士団で団長を務めている。精一杯に伸ばされた手から花束を受け取った男は、ゆっくりと顔に微笑みを浮かべる。「これは……ありがとうございます」その、霧雨を思わせる何よりも耳触りの良い声が、「ナルザ」苦し気に顔を歪める彼を見つけて呼びかけるのだ。いま立つ場所は地獄で、まるで己しか救ってやれぬのだと思わせるように微笑んで、彼の名を優しく紡ぐのだ。ナルザは神に対峙した罪人のように顔を青ざめさせる、ウィルの笑みが目を潰し、風に乗せられた例えようのない馨しい体臭が鼻を潰し、霧雨のよう鼓膜にしっとりと張り付く心地よい声が耳を潰し、最後はこの体ごと信心を潰す。神に対峙したのではない、あれは悪魔だ。悪魔に違いない、でなければ人の身で、やはりこれほどに人を蠱惑させられるわけがなかった。歯が舌に沈みこんで鈍い音を口内で響かせる、一気に広がる錆の味は悪魔の誘惑を退けるのに十分であった。「貴様、なにか言ったらどうだ」鋭い声がナルザの思考に割り込んでくる。ウィルの傍らで苛立たし気にナルザを見る男の言葉だ。「よしなさい」包み込むような視線が外れ、やっとまともに呼吸が出来る気持ちになる。そして、いつもと同じに悪魔が姿を変えた男から、あまたの人々を助けれなかった苦い敗北を抱えて背を向ける。ウィルがなにか言っていたが、まともに聞き取れる余裕が彼にはなかった。 △△△ 2024年9月29日(日) 13:55:27 : No.649を編集
? @shamigashu 1年以上前 編集 魚住が死体を処理する必要が出てきたときに一人でやっちゃって当然のごとく頼られると思っていた池上がキレるという流れ10000回は見たい 2024年9月26日(木) 17:10:41 : No.648を編集
? @shamigashu 1年以上前 編集 最近の#仙魚 驕ってるとかでなく事実としてオレのいうことのが信じられるしな〜してる仙道…良い… ▽▽▽ △△△ 2024年9月15日(日) 15:43:22 : No.647を編集