shamigashu

@shamigashu
日々の呻き
No.108, No.107, No.106, No.105, No.104, No.103, No.102[7件]
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セ部屋#池魚 の蛇足をなんこかのせたいんだけど、これは公園で遊ぶ二人

 鋭く動いた体は魚住の巨体をなんなく交わして流れるようにボールをゴールへ通して見せた。
「な、こういうふうに抜かれんだよ」
 池上は頷く魚住を見上げながら、少し休むかと続ける。バスケットゴールの置かれている小さな公園だった。並ぶ遊具の隅にただただゴールだけがあって、試合は到底できず、ゴール下でじゃれあうためだけにある。木陰にあるベンチに腰掛けて、息を落ち着けようとする魚住をみた。日に当たりわずかに赤く色づいた肌にふつふつと汗が浮き出ている。すらりとした手足は出会った時よりも筋肉がついたように思う。
「がんばってるよな」
 感心すれば、魚住は目を瞬かせてから首を振った。少しばかり長い前髪が揺れて、影になった奥には困惑し揺れる目があった。照れるなよ、と池上は笑う。
「本当のことだろ、自信もてよ」
「そうかな……ありがとう、池上くん」
 上品に笑うやつだ、と思う。同時に、まだよそよそしいなと。池上が個人的に魚住と会うようになってまだ日は浅い。田岡との対話のあと、気合を入れて練習をするようになって、池上はといえば面倒みとけと先輩に言われるがままに声をかけていた。そこから、よかったら休みにも教えようかと提案したのだ。
「くん、……池上でいいって」
 チームメイトとしてやっていくのだ、そろそろ距離を詰めたっていいころだろう。池上は無遠慮に魚住と呼びかけた。うん、と魚住が目を合わせてきて、色褪せた海がよぎった。
「言ってみろよ、ほら」
 池上の言わんとするところを察し、魚住は両指を遊ばせながらもごもごとする。こんなにデカいのにな。と思うものの、少し前に連れて行かれた屋敷を思い出して、まあこうもなるのかと納得する。店をしてると聞き、なら親を連れて行くから教えてくれと答えたところ現れた店構えを思い出す。驚いた気持ちをそのまま親に伝えれば、ああ七里ヶ浜のところかというものだから知ってるのかよと脱力した。密談にいいそうだ。ともあれそのような店の育ちのいい坊ちゃんであっても、池上にとっては同じ部活のチームメイトそれ以外の何者でもない。
「い、池上……」
 日陰の中でもわかるほどに頬を染めて呼ぶものだから、奇妙な空気が肌に触った。
「ま、そんなもんか」
 誤魔化すように立ち上がり声をかける。
「続きやろうぜ、もういいだろ」
 頷き腰を上げた魚住の見上げながらこいつが強くなればそりゃすごいだろうなと、池上はしみじみと思った。
「がんばろうぜ、魚住。田岡先生もいってたけどよ、先は長いが……三年になったら全国だ」
 魚住が目を見張る。
「聞いてたんだ」
「そら心配だったからな」
 追いかけたんだよ、と続けた池上の言葉を受けて、魚住はシャツの裾を軽く握った。
「池上、に並べるくらいディフェンスうまくなるよ」
 そして顔を上げて笑った。魚住の照れと決意の混じった緩い笑顔が池上の胸にするりと入り込む。そりゃ休んでらんねぇ、と呟いてからくすぐったい気持ちそのままに池上も笑みを返した。
 魚住が中心となった陵南バスケ部で、並んで走る自分を想像する。池上はこれから教えることがその未来を叶える一部になるのだと感じた。それはどことなく落ち着かない気持ちにさせる、しかし暖かな感情で、魚住とこのまま変わらず走れればいいなと池上は願いにも似た感情を抱いた。△△△
ごりごり喫煙者の指に染み付いたタバコ臭さに、たばこくさ〜してるシチュがすきなんだけど、吸いまくってる池上は自覚ないから夢の中の黒髪魚住はそんなことないが、なんかの時にタバコ吸う前とかでグラスだかを魚住の顔にぐっと近づけたら「…?」て顔した後さらに鼻をよせてきて「池上、指ににおいついてるぞ、吸いすぎだ」って笑われてから、夢の中が の回
という#仙魚#池魚 のラスト(?!)
池上はいくつものダイスが示す数を見下ろしていた。瞬いても変わらず、遊びの終わりだった。
「そーいえば、言いました?これ植草がハマってて、先輩たちが卒業してから部内で少し流行ったんですよ。越野と彦一がやたら上手くて、福田は池上さんみたいに運悪かったなあ、アイツそのたび涙目でコート戻ってシュート打ってんすよ。あっはっは!菅平付き合わせて、抜いて打って、わるいやつですよね」
椅子が引かれ立ち上がる音がする。池上はベッドで眠り続けている魚住に目をやった。穏やかでも苦しそうでもなく、ただただ眠っている魚住を。いま失われたものを。仙道、と哀れなほど震えた声で池上は縋った。立ち上がり池上を見下ろす仙道の表情は、電球を背後にして伺いづらく、しかし部活中によく見る顔をしていた。
「なぁに言うんですか、人生一度きりですよ」
喉が渇き痛み、池上は息を詰まらせる。いちどきりだと、唸る獣だった。ベッドの傍らに膝をついた仙道は魚住の顔を眺め、獣の唸りが聞こえていない様子で深く息を吐いた。いろめきたった息だ。
「うれしいなぁ、こういうのをしあわせっていうんですね」
魚住の頬と己の頬を擦り合わせ、そうして思い出したように池上に振り返る。
「クリティカル、途中で出しましたよね。もう終わらせるかってときに、イキナリやってくんだもんな」
再び立ち上がると仙道は躊躇うことなく池上の顔を掴んだ。明かりが消え、広がる暗闇のなかで繰り返す己の呼吸だけがあった。
「オレ、優しいんで。魚住さんも言ってましたけど、なんだかんだ人を見捨てないって、そっとしておくのは信頼してるからなんですって。そーやってオレは人を引っ張っていくって、あー、また聞きたくなってきたな……キャプテンになって、魚住さんのことソウゾウして話したら、あの人かわいいこと言ってくれますよね、んなことどうでもいいか」
暗闇に光が散らつき蠢き出す。数を増して、細菌めいた震える光点が視界を埋め尽くそうとしていた。
「好きなものがなくなるのは、つらいことっていいますしね。うんうん、オレもやだなぁ」
白一色だった。眩しさの中で池上は体を引き裂かれる痛みから逃れようと目を閉じた。

「新入生のみなさま、入学おめでとうございます」
開いた目は広い体育館を映し出す。陵南高校の校章が書かれた幕が下げられ、演台では見知った顔が言葉を続けていた。あまたの人々の中で池上は立ち尽くし、辺りを伺い、その中でひときわ目立つ影を見つける。
「魚住!」
騒めきをかき分け、二回りも違うであろう影の腕引き、そうして仙道が何を残したのかを思い知らされる。怪訝な顔をする男を見上げて池上は息を落とした。無様なひとつの音を。やがて大きく笑った。人々のさざめきと、困惑した手に引かれながらも池上の笑いは止まらなかった。△△△
D&Dのこれいまやってんだろみたいな良映画見たから、なんか#仙魚#池魚 混在してんな…みたいな話の途中で「池上さん、出目悪いですね」ってセリフと共に場面切り替わるのみてえ〜〜〜〜(ゴブスレの世界が神々が遊んでるTRPGなのがウルトラ好き)(なので仙道に引っ張り上げられて対面に座らされタイマンシナリオ回させられる池上が見たい)
「池上さん、いい加減決めちゃいましょう。知ってます?オレたちだいぶ永いこと遊んできたんですよ、けどもういいかなってなったんで、このゲームで終わりです。それじゃあ始めましょうか。池上さん、あなたは陵南高校に入学した、」
まあ魚住はとられる(諸行無常)△△△
死にかけのたもちが寝てる横に座って、田岡センセー元気にしてあげますよと言う仙道に、やめんかと弱々しく言ってから色々思い出して、お前魚住が良いっていわんならやめろよと続けるので、死ぬまで先生じゃんて笑う仙道と当たり前だするたもち……(魚住さんが良いと言えばいいになり、田岡の言うことミリも伝わってない仙道)の#仙魚