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僕はきちんと正気を保っていたので、弾の笑う姿が見えることに、ついに気が触れてしまったんだとよくよく理解をしたのだ。 狭い台所で手際よく動く姿は数年前に見ていたものと変わりはないと感じる。「今日はコロ…
テレビの向こうで円盤が輝いて、牛や羊が空へと吸い上げられていった。ナレーションが挟まれた後に、目や臓器が切り取られた家畜の写真が写り込んだ。どうやら宇宙人の仕業であるらしい。壁に置かれたテレビを眺め…
秒針の音が取り戻せない遠くまで放り投げられて、恒久的に世界が定められてしまったかのようだった。揺れる体躯と部屋中に詰め込まれた旋律を聴きながら、弾はゆっくりと息を吐く。窓から差し込んだ日差しで輝いた…
伸び生える草の合間から、太陽に照らされる水面の光が飛び込んだ。また汚すようにして一点の影が。水面に降り立ち羽ばたく鷹の姿だ。大きく揺れ飛び上がる水面から羽先が覗く。帝一は地に押さえつけられ、犯されな…
赤場帝一が改めてそのギネス級と言われる実物を、しっかりと両の目で見据えたとき、体に落ちたものは落雷であった。自尊心を撃ち壊さんとするひと光が突き抜けて、震え、嗚咽をもらしかけたほどである。おお、ギネ…